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相川左岸地域 施設改良事業の概要
相川左岸地域 施設改良事業の概要についてお知らせします。
垂井町水道事業の沿革
垂井町水道事業は、昭和32年に創設され第1水源地など主要施設の築造を行い、昭和34年9月から稼働(給水)を開始しました。その後、給水区域等の拡張に伴い6度の変更認可を受け現在に至っています。
直近の第6次変更事業では、既存第1水源地施設の老朽化、耐震性能不足のおそれがあることから、主要施設の建て替えスペースの捻出と地震災害時でのリスクの分散、応急給水拠点を備えた施設の強靱化を目的に平成14年度から相川右岸側に新たな水源地を建設し、同地域を中心とした施設整備を行ってきました。
新たに建設された第2水源地
新たに建設された相川右岸低区配水池
相川左岸地域 施設改良事業の概要
事業創設時から稼働している第1水源地は、増改築を重ね現在に至っていますが、管理棟建屋をはじめとする主要施設や電気・計装・機械などの機器も老朽化による更新時期を迎えています。
更新にあたっては、既存の施設を運転しながら行う必要があることから、相川右岸地域の整備により不要となった施設を撤去し捻出したスペースに建替が可能となったことから、水源地施設の更新を行うこととなりました。
これにあわせて、水源地から常時ポンプを稼働し各家庭へ直接配水する現在の配水方式(ポンプ圧送方式)から、当町の地形を有効に活用した自然流下方式に変更します。この方式は、水源地からポンプにより送水管を通して高台の配水池に飲料水を一時的に貯水し、高低差を利用して各家庭へ配水するもので、維持管理経費などのランニングコストを抑えると共に、被災時など不測の事態には応急給水用の備蓄水として確保できるほか、右岸地域との相互融通を行うことが可能となります。
また、水源地や配水池などの耐震化はもちろん、施設を連絡する送水管をはじめとした基幹管路についても耐震化を図り、大規模地震等による被災を最小限にとどめ、たとえ被災した場合であっても必要最小限の供給を可能にする施設の強靱化を図り、安全で安心な水道水を安定して供給するため、平成30年度の完成を目指し整備を進めています。
主な整備概要
- 既設第1水源地の更新(耐震化)
管理棟、浄水池、電気計装・機械設備など - 配水方式の変更(ポンプ加圧方式から自然流下方式へ)
配水池の新設(緊急遮断弁の設置) - 基幹管路の整備(耐震化)
送水管、配水管の整備