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垂井町表佐地内における地下水汚染について

ページID:0001593 更新日:2022年11月28日更新 印刷ページ表示
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 垂井町表佐地内の垂井町矢取最終処分場において観測用井戸の地下水水質検査を実施したところ、地下水環境基準を超えるヒ素が検出されたのでお知らせします。
 この内容については「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」(以下「要綱」という。)に基づき県に報告しました。
 なお、この検査は、当事業場の維持管理のため、「一般廃棄物の最終処分場及び産業廃棄物の最終処分場に係る技術上の基準を定める省令」に基づき実施したものです。

1 事業所の概要

  1. 名称:垂井町矢取最終処分場
  2. 所在地:垂井町表佐3598番地の1
  3. 事業概要:管理型最終処分場(一般廃棄物)

2 調査の概要

  1. 調査期間:平成29年8月~令和元年8月(各年1回)
  2. 調査結果の概要
項目

調査検体数

基準超過検体数

調査結果 指定基準値

最大基準超過倍率

ヒ素 6 3

0.003mg/L~0.024mg/L

0.01mg/L以下 2.4倍

 ※同じ採水でその他の物質についても調査を実施していますが、基準超過はありません。

3 汚染原因

 原因は不明です。
 なお、これまでの当事業場に関する調査・検査では、ヒ素による地下水汚染の原因となるような異常は確認されておりません。

4 今後の対応

(1)地下水状況の監視

 敷地内観測用井戸(2本)については、1年に1回測定していますが、今回基準値を超えたヒ素に関し、季節変動の把握を行うため、今後3年間を目途に年4回(3ヶ月毎に)測定し、地下水の状況を監視します。また、その結果については、超過の有無にかかわらず県事務所に報告するとともに公表します。

(2)地下水調査及び地域住民への情報提供について

 要綱に基づき、県と連携して、地下水環境基準を超えるヒ素が検出された井戸から半径500mの範囲内にある家庭及び事業場を対象に、井戸水の利用状況調査及び水質調査を直ちに実施します。
 また、井戸水を利用している家庭及び事業場に対しては、結果が判明するまでの間、井戸水の飲用の自粛を呼びかけます。

※【ヒ素に関する説明】

 「ヒ素」は、金属と非金属の両方の性質を持つ半金属元素であり、合金の添加剤(硬さを高めるため)、半導体の原料、ガラスの消泡剤や脱色剤、花火の着火剤、塗料用の顔料、木材の防腐剤等に使用されています。
 また、地殻の表層部には重量比で0.0005%存在し、水中や土壌中、岩石、大気中に広く存在しています。
 ヒ素に汚染された井戸水の飲用による慢性の中毒症状としては、皮膚の角質化や色素沈着等が報告されています。

参考:化学物質ファクトシート-2012年版-(環境省)