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雨水出水(内水)浸水想定区域図を公表しました
雨水出水(内水)浸水想定区域図を公表しました
近年、全国各地で気候変動に伴う局所的な豪雨や想定を上回る降雨の発生頻度が増加傾向にあり、垂井町でも令和6年8月31日に1時間あたり約40mmを超える集中豪雨により、各所で内水箇所が観測されました。幸い、内水被害はなかったものの、町民の皆さんに日頃から浸水に対する心構えや準備を行っていただくために、浸水の範囲と想定される水深を示した雨水出水(内水)浸水想定区域図(3タイプ)を作成し、ホームページで公表しました。
雨水出水(内水)浸水想定区域図とは
(1)作成及び公表した背景
令和3年度に水防法が改正され、内水浸水想定区域図の指定と公表について明記されました。水防法の改正では、原則、下水道による浸水対策を実施するすべての団体を対象に、令和8年3月末までに内水浸水想定区域図の作成と公表を義務化しております。
(2)浸水想定区域の設定方法
浸水想定区域(範囲、水深)については、過去の浸水被害箇所や範囲を基に浸水シミュレーションを行い、実情に整合がとれたものとしております。
(3)雨水出水(内水)浸水想定区域図と洪水(外水)ハザードマップの違い
雨水出水(内水)想定区域図は想定を上回る降雨の際、水路等の排水施設の能力不足や河川の水位上昇によって雨水を排除できずに発生する浸水を示したものです。
一方、洪水ハザードマップは主に河川の堤防決壊や河川から溢れた水により発生した浸水を対象として示したものです。
ゲリラ豪雨の直後に発生し易いのが、「内水被害」であり、その後の河川の増水に伴い発生するのが「外水被害」となります。
したがって、解析設定条件が異なるため用途によって使い分けてください。また、水害時の避難や水防活動を開始するタイミングは行政からの防災情報をもとに行動してください。
作成した雨水出水(内水)浸水想定区域図
(1) 想定最大規模降雨 ・・・・・・1時間あたり147mmの降雨で浸水した場合に想定される浸水深を表示
※1000年に1回程度で発生する降雨
(2) 想定最大規模降雨 ・・・・・・1時間あたり147mmの降雨で浸水した場合に浸水深50cm以上がおおむね12時以上継続すると想定される箇所を表示
(浸水継続時間) ※1000年に1回程度で発生する降雨
(3) 計画降雨浸水防止区域図 ・・・1時間あたり62.6mmの降雨で浸水した場合に想定される浸水深を表示
※5年に1回程度で発生する降雨
(1) 雨水出水(内水)浸水想定区域図_想定最大規模降雨 [PDFファイル/3.62MB]
(2) 雨水出水(内水)浸水想定区域図_想定最大規模降雨_継続時間 [PDFファイル/2.84MB]
(3) 計画降雨浸水防止区域 [PDFファイル/3.22MB]